昭和4年の干ばつ・豪雨

災害年月日
1929年08月00日
市町村
徳島県吉野川市(川島町)
災害種類
風水害  渇水  
概要
昭和4年(1929)、梅雨期に雨がなく、8月初めにはため池も底をついた。田畑では亀裂が生じ、枯死する寸前となった。雨乞い祈祷の声が高まり、川島城山の東堂さんに古老たちが集まって衆議一決、雨乞い決行となった。満願の8月11日には、夕方頃から黒い雲が出始め、夜半頃から降り出した雨は風を伴って大豪雨となり、12日午前10時頃止んだが、川島樋門で1丈6尺の記録を示した。善入寺島は水没し、収穫最中のスイカや甘藷は流失し、樋門から桑村中須に逆流して桑園も水稲も冠水した。(篠原雅一氏の日記による)
地理院地図
Googleマップ
参考画像
参考文献
篠原雅一著「川島の百年懐古録」(篠原雅一、1968年)、66-67頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
干ばつ 雨乞い 豪雨
NO.
徳島557