明治25年の台風

災害年月日
1892年07月23日
市町村
徳島県阿南市(那賀川町)
災害種類
風水害  土砂災害  
概要
明治25年(1892)7月23日、台風が高知市に上陸し、四国、中国を縦断した。那賀川町では赤池で那賀川の堤防決壊、大手海岸の侵食などの被害が出た。山地崩壊は那賀川上流の高磯山(上那賀町)が最大で、これにより那賀川は荒廃をきたし、影響ははかりしれないものとなった。このほか海部川の平井(海南町)、勝浦川の福原(上勝町)などでも大崩壊が起こった。徳島市では高潮によって全市が浸水した。
地理院地図
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備考
明治25年以降、大手海岸では台風のたびに堤防が破壊された。今津小学校には、大手海岸の堤防修築に尽力した今津村長の齋伊久太翁碑が建立されている。
参考画像
原資料
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参考文献
那賀川町史編さん委員会編「那賀川町史 上巻」(那賀川町、2002年)、879頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
台風 赤池 那賀川決壊 大手海岸侵食 高磯山崩壊
NO.
徳島372