安政元年の南海地震

災害年月日
1854年12月24日
市町村
高知県
災害種類
地震・津波  
概要
安政元年(1854)11月5日、南海道沖を震源とする地震が起こり、津波を伴った。土佐では市郷の潰家、半潰家、流失、焼失合わせて18,000軒、死者372人の被害が出た。土佐沿岸で特に浪害の甚だしかったのは宇佐浦、須崎、手結、浦屋須浦、下田浦、下の加江等で大部分流失の惨状を呈した。浪高は久礼で16.1m、須崎で11.0m、室戸町で3.3mであった。室戸岬では隆起1.2m、甲浦辺で沈下1m、また高知東方の低地は沈下して一面の海となる。
地理院地図
Googleマップ
原資料
原資料PDF1を表示する
参考文献
鷺坂清信「歴史時代における四国地方の地殻変動について(第一報)」(四国地方綜合開発委員会地盤変動調査専門委員会編「四国地方地盤変動調査報告書 第一輯」四国地方綜合開発委員会地盤変動調査専門委員会事務局、1949年、所収)、7頁
情報源の種類
その他文献等
キーワード
安政南海地震 津波 死者 地盤隆起・地盤沈下
NO.
高知1317