明治19年の台風

災害年月日
1886年09月10日
市町村
高知県仁淀川町(仁淀村)
災害種類
風水害  土砂災害  
概要
明治19年(1886)9月10日午後、台風に伴う風雨のため、長者川の堤防は決壊し、大木や家が倒壊した。旧寺野では地すべりが起こり、人家が倒れていった。人々は一時全員が安全地帯である現在の寺野に避難した。暴風雨は11日も続き、その後も土塊活動は徐々に上部に波及し、土地は不等沈下、傾動し、人家は傾斜し、住める状態ではなくなった。このため、旧寺野の人々は全員(43軒約200人)家を取り壊し、その材を持って、藩政時代庄屋の給地であった現在の集落になっている南ノ平を入手し、移住した。
地理院地図
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参考画像

参考文献
竹内篤雄「長者地すべり地の一活動史」(日本地すべり学会編「地すべりVol.29-2」日本地すべり学会、1980年、所収)、16-24頁
情報源の種類
学術論文、雑誌論文
キーワード
台風 長者川 堤防決壊 長者地すべり 寺野
NO.
高知1121