安政元年の南海地震

災害年月日
1854年12月23日
市町村
高知県
災害種類
地震・津波  
概要
嘉永7年(1854)11月5日、M8.4の安政南海地震が、安政東海地震(M8.4)の32時間後に起こり、両津波は房総から九州東岸に至る広い範囲に多くの被害をもたらした。高知では3,200余戸の家屋が流失し、死者は370余人、負傷者は180人に達した。徳島でも100余人の犠牲者を出した。地震の規模は宝永地震とM8.4であったにもかかわらず、犠牲者が比較的少なかったのは、前日の東海地震発生時にも大きく揺れ、津波も来襲して、住民がすでに山などに避難していたためである。
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参考文献
村上仁士「南海地震による四国の津波被害」(土佐史談会「土佐史談第224号」、2003年)、9頁
情報源の種類
学術論文、雑誌論文
キーワード
安政南海地震 安政東海地震 津波 死者
NO.
高知668