明治26年の水争い

災害年月日
1893年06月00日
市町村
高知県土佐町
災害種類
渇水  
概要
明治26年(1893)6月、干ばつが続いたため、伊勢川川下流の田井、宮古野などが分水の交渉を要求したが、上流の溜井、伊勢川は拒否した。そこで下流側は壮者を動員して、ホラ貝を吹き、手に鍬をもって松木野堰に押し寄せた。溜井側もホラ貝を吹くなどして、堰に並んで腰をかけて下流側が鍬を入れる間隔をなくした。お互いに気勢を上げてもみ合いが続いたが、下流側の提案により双方が木陰で折衝している間に、下流側が一斉に駆け寄り堰を切り落とした。これは山中のだまし切りと言われた。(「森村史」による)
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原資料
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参考文献
土佐町史編集委員会編「土佐町史」(土佐町、1984年)、496-498頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
干ばつ 水争い 伊勢川川 松木野堰 だまし切り
NO.
高知461