大正元年の大雨

災害年月日
1912年09月23日
市町村
香川県高松市(塩江町)
災害種類
風水害  土砂災害  
概要
大正元年(1912)9月22日~23日、台風により、香川県では約40時間にわたり降雨が続き、河川が増水氾濫した。このため、香川県下の被害は死者・行方不明179人、家屋の流失197戸、崩壊840戸、浸水9,589戸に上った。(「塩江町史」による)/この時の豪雨により、塩江町の蛸山が大崩壊し(土量約90万立米)、人家5戸が埋没、死者26人の被害が出た。この崩壊土砂は内場川を一時堰き止め、小さな天然ダムを形成したと考えられるが、天然ダムの決壊による下流の被害記録は見当たらない。
地理院地図
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備考
蛸山大崩壊の慰霊碑が内場ダムの貯水池西側に建立されている。
参考画像
参考文献
日本工営編「四国山地の土砂災害」(国土交通省四国地方整備局四国山地砂防事務所、2004年)、37頁及び43頁
情報源の種類
災害記録、災害体験集
キーワード
台風 洪水 死者 蛸山崩壊 天然ダム
NO.
香川1893