昭和30年の水利紛争

災害年月日
1955年08月00日
市町村
香川県まんのう町(満濃町)
災害種類
渇水  
概要
昭和30年(1955)8月、打越池への取り入れ口である札の辻堰で、水利紛争が起こった。土器川の本流が近年しだいに左岸寄りに流れるようになったことを理由に、岡田側が従来の慣行を無視して堰堤を左岸の堤防まで延長したのに対し、吉野側が今で土器川の伏流水を取水していた大宮荒川堰に水が乗らなくなったとして、札の辻堰を壊そうとした。約600人の農民が対峙する中、香川県警が入って紛争の拡大を防いだ。結局、昭和33年1月に大川頭首工に関する協定が成立して、翌34年8月に大川頭首工が竣工した。
地理院地図
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参考文献
讃岐のため池誌編さん委員会編「讃岐のため池誌」(香川県農林水産部土地改良課、2000年)、629頁及び643頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
水争い 札の辻堰 土器川 大川頭首工
NO.
香川1522