昭和9年の干ばつ

災害年月日
1934年07月27日
市町村
香川県高松市
災害種類
渇水  
概要
昭和9年(1934)7月27日から9月7日までの43日間の降水量は、32.5ミリで、そのうち8月の降雨量は1.7ミリという記録的な少雨であった。栗林公園の泉水を灌漑用水として利用してきた高松市宮脇町・西浜町の農家は、県知事に対して配水を嘆願したが、県知事は公園の風致が壊れることを理由に断った。高松市長は、風致が壊れない程度の配水を県にお願いし、西湖の堰を45cm下げることで解決したが、焼け石に水であった。県は第11師団に依頼し、8月29日に善通寺町大麻山で山砲第11連隊が実弾200発を発射した。
地理院地図
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参考文献
栗林郷土誌編集委員会編「栗林郷土誌」(栗林地区地域おこし事業推進委員会、1996年)、34頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
干ばつ 栗林公園 実弾射撃
NO.
香川1340