明治25年の高磯山崩壊

災害年月日
1892年07月25日
市町村
徳島県那賀町(上那賀町)
災害種類
風水害  土砂災害  
概要
明治25年(1892)7月22~23日に発生した風水害は、海部郡大戸村(現那賀町)で高磯山山腹崩壊という大きな災害を起こした。高磯山の土砂は直下の荒谷集落と対岸の春森集落で15戸を呑み込み、那賀川本流をふさぐ天然ダムとなった。天然ダムは1時間に2尺の速度で水面が上昇し、上流では田畑や家屋の水没などもあった。那賀川のせき止めから53時間後の27日14時頃に決壊が始まり、下流では家屋や橋の流失などの被害が生じたが、死者は3人にとどまった。
地理院地図
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原資料
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参考文献
徳島市史編さん室編「徳島市史 第六巻 戦争編・治安編・災害編」(徳島市教育委員会、2020年)、750頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
高磯山崩壊 那賀川 天然ダム 死者
NO.
徳島8420