宝永4年の地震による舞ヶ鼻崩れ

災害年月日
1707年10月28日
市町村
高知県越知町
災害種類
土砂災害  地震・津波  
概要
宝永4年(1707)10月4日の南海地震により、「越知町史」によると、越知町鎌井田の舞ヶ鼻が崩壊し、仁淀川がせき止められて天然ダムが形成された。崩壊地の対岸には角礫状の巨礫を多く含む台地状地形が存在し、河道閉塞地点であることが分かる。河道閉塞を起こした地すべり性崩壊地の面積は12.5万立米、移動土砂量442万立米、河道閉塞土砂量240万立米程度となる。天然ダムの上流の越知盆地周辺には、標高がほぼ同じ61m地点の5箇所に宝永地震の天然ダムのことを記録した石碑が現存している。
地理院地図
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備考
越知町柴尾の一本杉に、宝永地震による天然ダムの災害碑がある。
参考画像
参考文献
小山内信智・井上公夫「宝永地震による土砂災害事例」(内閣府「1707宝永地震報告書」、2014年)、197-198頁
情報源の種類
災害記録、災害体験集
キーワード
宝永南海地震 舞ヶ鼻崩れ 仁淀川 天然ダム 河道閉塞
NO.
高知5503