宝永4年の地震による加奈木崩れ

災害年月日
1707年00月00日
市町村
高知県
災害種類
土砂災害  地震・津波  
概要
宝永4年(1707)の地震により、室戸市の佐喜浜川源頭部で加奈木の崩えが発生した。加奈木の崩えは、山向き小崖や線状凹地の発達する緩斜面の縁辺部の急斜面に当たり、トップリングによる緩みの著しい斜面から深層崩壊が発生したと推定されている。その後1746年に土石流が発生したと推定されている。崩壊地の荒廃は長期にわたったが、大正6年(1917)から昭和39年(1964)に至る47年間にわたる治山工事によって、斜面は小康状態を保っている。
地理院地図
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参考画像
参考文献
長谷川修一「四国における地震による深層崩壊と大規模地すべり」(砂防学会編「砂防学会研究発表会概要集Vol.61」、2012年)、194-195頁
情報源の種類
学術論文、雑誌論文
キーワード
宝永地震 加奈木の崩え トップリング 深層崩壊 土石流
NO.
高知5477