明治19年7月の洪水

災害年月日
1886年07月22日
市町村
愛媛県鬼北町(広見町)
災害種類
風水害  土砂災害  
概要
明治19年(1886)7月22日、暴風雨のため、広見川の出水で、田畑の流失10町余、家屋の流失10数棟に及び、山腹の崩壊は50箇所にのぼった。21日夜、広見川の増水により、小松村と久保村の中間の中川原でウナギやアユを漁獲中の11人が取り残され、助けを求めた。村民が両岸に集まったが、救助の術もなく、ただ三島・金刀比羅の両氏神に祈祷するだけであった。中川原の人々はいたたまれず、両岸の村民に一礼をして濁流に身を投じた。この間10時間、5人が死亡、かろうじて6人が助かった。
地理院地図
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参考文献
広見町誌編さん委員会編「広見町誌」(広見町、1985年)、42頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
洪水 台風 山腹崩壊 広見川 死者
NO.
愛媛1319