大正元年の洪水

災害年月日
1912年09月23日
市町村
徳島県吉野川市(川島町)
災害種類
風水害  
概要
大正元年(1912)9月23日朝8時、21日からのどしゃ降りにより、出水が頂点に達した。町役場の西隣の薬師庵では、石の階段が2つまで浸かった。川島商店街では、屋根の巴が水没し、救援物資は配給する舟から二階の屋根伝いに受け取っていた。草葺屋根の2階を切り抜いて屋上に這い上がって舟で南寺に避難した人もいた。久保田ドロ橋近くの家が水没し、家族5人全員が亡くなるなどした。浸水する家屋では、清水とおちらしなど保存食を用意して避難したものである。(篠原雅一氏の日記による)
地理院地図
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参考文献
篠原雅一著「川島の百年懐古録」(篠原雅一、1968年)、63-64頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
洪水 死者 おちらし
NO.
徳島3952