慶応2年の寅の水

災害年月日
1866年08月10日
市町村
徳島県徳島市
災害種類
風水害  
概要
慶応2年(1866)7月1日朝から降り出して、3日目には大雨となり、川々は増水を始め、7日夕には古来稀なる大水となった。西貞方では堤防が崩壊して、1丈有余の水嵩となり、倒家多く、圧死が10人に達した。東貞方では圧死・溺死7人、中原では別宮八幡前の堤防の上を越すこと4、5尺の水量で8人の死者を出した。このほか、田畑の被害も多く、倒家及び流家は中原で7軒、西貞方の小島で3軒あったが、古川方面では格別の被害はなかった。
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参考文献
秦春一編「応神村郷土誌」(応神村、1958年)、496頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
寅の水 死者 西貞方 東貞方 中原
NO.
徳島3042