慶応2年の寅の水

災害年月日
1866年09月13日
市町村
徳島県阿南市
災害種類
風水害  
概要
慶応2年(1866)8月5日より大雨が続き、7日夜に風雨ますます激しくなり、大水になった。上大野町の医師・岸玄碩先生が城山神社に奉納した絵馬には、那賀川の水害で大きな家が浮き、家族ら8人が家ごと流された時の様子が記されている。家はやがて壊れたが、この時、八畳の天井板が浮かんできたので家族らは天井板に乗り、普段信仰している城山神社を伏し拝み、一里ほど洪水に流されて助かった。
地理院地図
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備考
城山神社には奉納した絵馬の複製が掲げられている。
参考画像

原資料
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参考文献
阿南市史編さん委員会編「阿南市史 第2巻」(阿南市、1995年)、372-377頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
寅の水 岸玄碩 那賀川 城山神社 絵馬
NO.
徳島2646