昭和29年の台風12号

災害年月日
1954年09月13日
市町村
徳島県美馬郡
災害種類
風水害  
概要
昭和29年(1954)9月13日、台風12号は九州を南から北へ縦断し、大陸に抜けた。四国山脈では南東風が強かったため、異常な豪雨があり、大歩危で572ミリを記録した。このため、吉野川で大洪水となり、脇町の最高水位は14日午前6時~7時頃に11.7mを記録し、脇町の床上浸水は本町、島口、大工町で85戸、八幡下から天王下までの間で約70戸であった。また、舞中島の光泉寺では高さ8尺の石垣の上にある本堂と庫裏が座上2尺程浸水した。貞光町太田では、天井の梁に届くほど浸水した商店があった。
地理院地図
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備考
光泉寺本堂前に昭和29年洪水記録柱が設置されている。
参考画像
参考文献
笠井藍水編「新編美馬郡郷土誌」(美馬郡教育会、1957年)、221-223頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
台風 豪雨 脇町 舞中島 貞光町太田
NO.
徳島2301