安政元年の地震

災害年月日
1854年12月23日
市町村
徳島県海陽町(宍喰町)
災害種類
地震・津波  
概要
安政元年(1854)11月4日に地震が、5日には大地震と大津波が起こった。田井税伯「震潮記」には、このような場合には決して船に乗ってはならない、船に乗った多くの人は溺死している、できるだけ早く近くの山に逃げ登ることが肝要で、逃げ遅れた者は命をなくしていると記されている。この地震・津波による宍喰浦の被害は、総戸数271戸のうち、家屋流失141戸、倒壊15戸、潮入被害80戸、流死8人、漁船流失9隻、大破15隻などである。
地理院地図
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備考
愛宕山は現在も津波避難場所になっている。
「震潮記」については、田井家の子孫の妻・田井晴代氏によって平成18年に現代語訳が出版された。
参考画像

参考文献
中島源著「宍喰風土記」(平和印刷所、1969年)、45及び47-52頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
安政地震 津波 死者 田井税伯 震潮記
NO.
徳島139