永正9年の津波

災害年月日
1512年09月00日
市町村
徳島県海陽町(宍喰町)
災害種類
地震・津波  
概要
永正9年(1512)8月、大津波が襲来した。宍喰川をはさんで南町(正梶)は残らず流失したが、山が近いため、北町に比べて人命の被害はやや少なかった。北町は、家の被害は南町ほどではなかったが、死者は非常に多かった。北町の人々の中には、愛宕山に逃げ上った人が数十人あった。死者は南北両町合わせて3,700余人となった。(「円頓寺旧記」による)なお、宍喰浦旧記によると、愛宕山には城があり、津波来襲時には正面の大手門が閉じていたために、城内に入れずに死人が多く出たと伝えられている。
地理院地図
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備考
愛宕山は現在も津波避難場所になっている。
参考画像

原資料
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参考文献
宍喰町教育委員会編「宍喰町誌 上巻」(宍喰町教育委員会、1986年)、124-127頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
永正地震 津波 死者 円頓寺旧記 愛宕山
NO.
徳島118