万延元年5月の風雨

災害年月日
1860年07月02日
市町村
高知県土佐市
災害種類
風水害  
概要
万延元年(1860)5月14日、風雨。真覚寺日記には「昨夜中別して風雨烈しく雨戸をたたき風枝を折り波の音雷の如し、恐怖て夜を明かす。薬師谷の水大いに漲り畠を流し岸を穿ち石を転し浜に至りて人家の門口より床下に入る。往来の道に溜る水の深さ1尺余り。雪隠の穢物これに雑り流る。人家損せぬは少なく新在家の堤切れ往来出来かたし。人々大騒動連日の大雨にて小家の者共食物より薪杯に困入る。庭前の梨、柿数十残らず落ちる。此辺のものいう近年斯様の長雨谷川の出水凡て覚えずと」と記されている。
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原資料
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参考文献
高知県編「高知県災害異誌」(高知県、1966年)、52頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
風雨 真覚寺日記
NO.
高知3832