嘉永2年の洪水

災害年月日
1849年07月08日
市町村
高知県いの町(伊野町)
災害種類
風水害  
概要
嘉永2年(1849)7月8日~10日の洪水により、問屋坂の中ほどの堤防が決壊して伊野村の市街地に奔流した。椙本神社の東隣の豪商高岡屋は本宅のみでなく8棟の蔵のうち7棟を流失したという。当時の伊野村は今の大国町から西町公園町が繁栄していた。「池川年代記」には「大川筋は弘岡、塚地、蓮池、伊野、波川の堤壊して家毎に流れ、馬さへ千匹ばかり流死となり、伊野の町は更に無くなり、杉本の社の前より町跡は池となる。深さ拾三ひろありしとかや」と記されている。
地理院地図
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参考文献
岡田明治「仁淀川の洪水」(伊野町歴史を探る会編「伊野史談 第5号」伊野町歴史を探る会、1977年)、16-17頁
情報源の種類
学術論文、雑誌論文
キーワード
洪水 仁淀川 堤防決壊 椙本神社 池川年代記
NO.
高知3143