明和9年の台風

災害年月日
1772年09月09日
市町村
高知県田野町
災害種類
風水害  
概要
明和9年(1772)8月12日より20日まで降り続き、20日夜5ツ(午後8時)過ぎから大風が吹き出した。前代未聞の大時化となり、福田寺大門が吹き倒され、薬師前の大松が折れ、長法寺の銀杏が倒れて本堂にもたれかかり、浄土寺、西福寺とも大きな被害を受けた。自宅の棟瓦は残らず飛び散り、門は倒れ、大木は吹き倒れた。凡郷浦の家々は破損した。沖ノ浜の小船、漁船は打ち破られ、奈半利川の大水により保佐や材木が散乱した。浜の拼(ほう)の木が大浪に打たれ、木番の2、3人が死んだ。(「世用日記」による)
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原資料
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参考文献
田野町編「田野町史」(田野町、1990年)、336頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
台風 死者 奈半利川 世用日記
NO.
高知1337