文政9年の洪水

災害年月日
1826年06月26日
市町村
愛媛県大洲市
災害種類
風水害  
概要
文政9年(1826)5月21日、肱川の大洪水により、大洲の水位は観測史上最大の3丈3尺1寸(10.03m)を記録した。この時の様子を、豫州大洲洪水噺は「翌二十一日ことさら大雨になりて、あたかも車軸を流すごとし、夕暮れより河水にわかに増加し堤二ヶ所まで崩れ、水あふれて三里に一里の広野びょうびょうたる海に異ならず、前代未聞の洪水なり、城の東に燕門と云えるは見あぐる如きの大門なるに洪水渦巻き来たりてとびらに二枚とも流れ家中も土地低き処は高塀の上を自由に舟が乗り越し程なり」と記している。
地理院地図
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参考文献
国土交通省四国地方整備局山鳥坂ダム工事事務所編「肱川の治水~天秤のようなバランス対策~」(国土交通省四国地方整備局山鳥坂ダム工事事務所、2005年)、5-6頁
情報源の種類
その他文献等
キーワード
洪水 肱川 豫州大洲洪水噺 大洲城の燕門
NO.
愛媛8499