享保17年の洪水

災害年月日
1732年00月00日
市町村
愛媛県西予市(野村町)
災害種類
風水害  
概要
享保17年(1732)、洪水、虫害のため、大飢饉となった(享保の大飢饉)。5月末よりウンカが発生し、稲は枯れ果て、藩から貧者1人1日当たり大豆1合をもらうことになったが、これも途絶えがちであった。ワラビ・クズの根、ワラ類や木の粉など、口にできるものは何でも食べていたが、翌年3月までに体が青く腫れて餓死寸前の者が宇和郡28ヶ村で5,919人に及んだ。藩では1人につきモミ1升を給付することにした。宇和島藩領内198ヶ村では飢えを訴える者は56,188人に及んだ。(「野村町郷土誌」による)
地理院地図
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参考文献
野村町誌編纂委員会編「野村町誌」(野村町、1997年)、49-50頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
洪水 虫害 享保の飢饉 野村町郷土誌
NO.
愛媛5031