大正元年の洪水

災害年月日
1912年09月22日
市町村
愛媛県西条市(東予市)
災害種類
風水害  
概要
大正元年(1912)9月22日夜、中山川の角部(つのべ)土手が約100mにわたって決壊し、氾濫した水は蛭子(えびす)、今在家に流れ込み、広江川の今在家側土手、海岸の堤防を押し流した。今在家ではほとんどの家が床上浸水し、低い家では屋根を破って助けを求めた者もいたという。海岸堤防の流出部分は潮の干満ごとに広がり、切れ口は100mにも及び、潮止め工事には約40日間を要したという。海水につかった水田からは、反当2、3俵ほどの収穫がなく、この状態が数年間続いた。
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原資料
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参考文献
東予市誌編さん委員会編「東予市誌」(東予市、1987年)、32頁
情報源の種類
市町村史、郷土史
キーワード
洪水 中山川 角部 堤防決壊 今在家
NO.
愛媛2531