天武天皇13年(684)10月14日亥の刻(午後10時頃)、大地震が起こった。国中の男女はさけびわめいてなすすべを知らなかった。山は崩れ河は奔流した。諸国の郡の官舎、百姓のすまい、寺塔神社は数え切れないほど破壊された。この災害で人々や馬、牛、羊、豕(ぶた)、狗... 続きを読む
天武天皇13年(684)10月14日、大地震が発生した。白鳳の地震とも呼ばれている。徳島県自然災害誌によれば、歴史に残っている南海道地震最古のものだということである。「大日本地震資料」には「諸国地大ニ震フ、就中、土佐国最モ激烈ヲ極メ、田苑五十余万頃没シテ海ト為... 続きを読む