文化5年(1808)10月17日、紀伊半島南部から四国の阿波・土佐にかけての沿岸で、異常な潮の差し引きが見られた。特に被害が出なかったため被害地震や津波のリストには登場しなかったが、関係史料を総合してみると、かなり広域の津波を伴った地震であった可能性が高い。「... 続きを読む
昭和21年(1946)12月21日、潮岬の南南西沖数十kmの海底を震源とする南海道大地震が起こり、大津波を生じ、紀伊水道の両側沿岸並びに土佐湾の沿岸は大災害を被った。地震及び津波による死者は16県にわたり、倒壊家屋は22県にわたる広範囲に生じたことから、この地... 続きを読む