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条件:愛媛県 風水害
享保17年(1732)5月から降り始めた雨は、麦の成熟・収穫期と重なって農作物に大きな影響を与えた。降雨は5月、6月、7月と続き、河川の氾濫、田地の流失が繰り返された。その上、日照時間の不足による低温、病害、虫害、特にうんかの異常発生で、収穫は皆無となった。西... 続きを読む
享保17年(1732)5月頃から降り続いた雨は、麦の成熟・収穫期とも重なって農作物に大きな影響を与えた。田植えは行われたが、長雨による河川の氾濫、田地の流失が繰り返された。さらに日照時間の不足による低温、病害、いなごの異常発生などで収穫はほとんど皆無となった。... 続きを読む
享保17年(1732)5月下旬から6月にかけて霖雨が降り続き、田畑にウンカが発生した。このため、7月中旬には伊予郡の野良には一本の青草も見られなかったと言われる。米作は収穫皆無で、麦作は2~3分作であった。飢えた農民は年貢米の集まる松山に食べ物を乞うて集団で押... 続きを読む