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条件:香川県 木田郡
宝永4年(1707)10月4日、未の時地大に震い、地は裂け、水が湧出した。河海の砂地では特に甚だしかった。五剣山の東の一峯が崩落して、その音響は遠くまで聞こえた。墓石は悉く倒れ、井筒はみな突き出し、家屋の壁が傾かなかったものはなかった。翌日から余震が度々起こり... 続きを読む
享保7年(1722)8月22日雨甚だしく、23日に至り大風雨となり、堤防悉く潰え、田野は3日間海のようになった。山は崩れ、民は流散し、溺死者100余人に及び、牛馬の類もまた災に逢うもの多かった。木田郡の木太・春日の海辺では堤が壊れて、海水が民家に浸水したため、... 続きを読む
慶応2年(1866)8月、大洪水あり。寅の年の大水と、今も古老が口にする。雨は8月1日より降り始め、7日より8日に至り大暴風雨となり、夜には濁水が山野に漲り、新川、春日川は各所で決壊した。下流地方は、舟で避難往来し、海のように湛水すること3日に及び、農作物の損... 続きを読む
明治27年(1894)4月26日降雨あり、以後、6月7日に小雨があったものの、雨らしい雨は9月10日までなく、135日の干ばつとなった。池底は乾き、井掘も涸渇して、汲む水もなくなり、農家は少量の水を土瓶に入れて、稲株を潤すに至ったが、稲は出穂に至らず、枯死し、... 続きを読む
明治29年(1896)8月30日、本県に暴風雨あり、午後4時より10時までが特に烈しく、南境山岳部の雨量は北部海岸地の2、3倍に達し、洪水が氾濫して、近来未曾有の水害をこうむった。 続きを読む
明治32年(1899)8月28日、大風が襲来した。朝から天候が急変し、次第に険悪になり、午後8時頃、東方の烈風は雨を交え雷光が閃々として、9時頃に風向が西に転じて猛烈な台風となり、樹を折り、家を倒して多数の死傷者を出した。当時の多度津測候所の観測によれば、風速... 続きを読む
明治40年(1907)2月11日、近来未曾有の大雪となった。10日午前11時頃より雪が降り出し、その夜甚だしく降りしきり、翌朝は一面の銀世界と化し、小降りとなったものの、午後6時半頃まで止まなかった。平地の積雪は約1尺に及び、山地では1尺8寸ないし2尺以上に達... 続きを読む